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読んでもらうのを待っていませんか?

ググる

「ググる」この言葉が使われだしてから早20年が経過しています。検索エンジンであるGoogleで検索することを指していますが、みなさんが若い頃は図書館で一日調べ物をしたり、専門家のところに聞きに行ったりと、調べることに多大なる時間を費やしていたのではないでしょうか。この20年でITの進歩は著しく、コロナの影響で一気に加速したことも否めない状況です。

翻訳なども辞書を引くことが当たり前だったのが、電子辞書で簡単に検索できるようになり、今はAI機能搭載の自動翻訳機「ポケトーク」が大ヒットする世の中です。ある会社は留学生への通訳に欠かせない存在になっているそうです。

話はそれましたが、情報過多といわれる現在、自分の調べたいことがインターネットで何でも検索できるようになりました。中でも受験生や保護者は、志望大学や進学塾の情報を集めるために先生に相談するだけではなく、インターネットで動画を含めた情報を集めることが当たり前になっています。あふれた情報の中からいかに検索してもらい、読んでもらうか?といった課題に対し、ホームページにかかわる部門などでは、分析画面とにらめっこしながらSEO(※注)対策を見直すことに多くの時間を費やしているのではないでしょうか。

※注:Search Engine Optimizationは、検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれます。

どこで差をつけるか?「ホット」でしょ

すぐに読んでもらいたい情報を発信するとき、みなさんはどうしていますか?「この学校に行きたい」「面白そう」「生き生きしている」と感じさせる記事をホームページで公開した後、同時に媒体に広告を打つなど様々な策を打ち、ググって読んでもらうのを待っていると思います。

最新の情報に敏感な若い世代にとって新しく有益な「ホット」となる情報はとても有効ですが、問題は検索のタイミングが相手次第であるということ。「おっスゴそう」と思わせる情報としてたどり着けるスピードや閲覧率も期待通りにいかないところがちょっと寂しいところです。

今年の大学祭をオンラインで実施した大学は多数ありますが、例えばその時のそのエッセンスをショートムービーにして画面に広がる学生の笑顔を印象付けることができれば、「合格したら楽しそう」と志望動機に変化をもたらすことも可能になります。インターネットの世界ではこの「ホット」感は重要な共感を産む要素の1つでもあります。

たかがメルマガされどメルマガ

そうは言っても動画は撮影や編集作業が必要で、かつ時間がかかりますから、簡単に進めることもできません。ここで役立つのがマーケティングオートメーションをつかったメールマガジンの発信です。新しい情報をすぐに配信できるため、ホームページに載せて情報を探してもらうのを待つよりも、必要に応じた情報をタイミングよく配信すれば、「先日、○○大学で凄い研究をしている記事を見つたけど、見た?」など口コミにつながりますし、他に情報はないのか?と次のアクションにもつながります。SNSの発信も有効策の一つですが、この世界も奥が深いので、ここは別の機会に。

メルマガ発信に必要なコト、できるコト

メルマガのターゲットは、受験生や保護者にも有効ですし、さらに効果を見込めるのが大学最大の支援者である卒業生や関係を深めたい企業群です。そのためにはメルマガ登録を推進する仕掛けとして、マーケティングノウハウと共感を生むコンテンツ作成能力が必要となります。

ではなぜメルマガなのか?

卒業生の協力依頼をはじめ、企業からの産学連携の問い合わせやSDG‘sにつなげる連携など、大学の活動を広く知ってもらうチャンスを作るためです。メルマガでもただ送るだけのツールではなく、マーケティングオートメーションを使えば、開封等の分析ができ、ターゲットが何に興味があるのかを探ることも可能になります。大学のファンづくりにつなげる情報があれば、確実に大学の支持者は増えていきます。

アドレスの収集方法や、すでに抱えているアドレスを有効に活用できないといった課題をお持ちの方もおられると思いますが、ここにはある程度のノウハウと作業が必要になりますので、何かを仕掛けたいけどどうすればいいかな?と考え中の方はぜひご連絡ください。

「ホット」な情報を、チャンスを逃すことなく必要な人に伝達し、大学ブランド向上につなげてみてはいかがでしょうか?