緊急事態宣言延長の今「出来ること」
学生支援も刻々と動く
5月4日安倍首相が緊急事態宣言の延長を5月末までとし、今後の方針を語られました。その中で、バイトがなくなった学生への支援も検討する旨発言がありました。これは、住居確保給付金の規制が大幅に緩やかになったものの学生を窓口で拒否した事例などがネット上で出ていましたが、学生の2割が退学を検討しているなどのアンケート結果もあり、大学・行政が支援に動いています。
しかし、それらが学生に十分な情報として届いているか?については、検討の余地があるかもしれません。今後、行政支援の動きが確実に届くような気配りが必要なのは言うまでもありません。
① 学生を窓口で拒否した件(赤旗記事)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-04-26/2020042611_02_1.html
② 住宅確保給付金の分かり易い解説
(YouTube:ナカセの本棚 住居確保給付金最新情報)
https://www.youtube.com/watch?v=t4h2ASNtXcE
学生への細かい気配り
地方学生に寮だけでなく、食事付の学生会館などを紹介する学校も少なくありませんが、紹介先が未利用の食費まで請求しているケースがあるようです。大学から紹介先の業者に対して、確認をとることも必要なようです。また、心のケアと言う意味では、オンライン相談だけでなく、オンラインシステムを使った双方向参加型のイベント開催や、メールによる見知らぬ先輩方からのメッセージなど「一人じゃないぞ」と感じさせることが今重要ではないでしょうか。
③未利用の食費まで請求 新大学生、お金払って住居手放す [新型コロナウイルス](朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASN532H49N4ZONFB011.html
④「誰かと話したい」 コロナ禍、孤独な大学生の悲痛な声(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASN4S65PYN4QPTIL01Z.html
問われるオンライン授業の質
訴訟社会米国では、予想通りオンライン授業に対する集団訴訟が発生しています。
そのような中で、オンライン授業についても大学毎、先生ごとに差が出ており、今後ICT環境下での教育の質には一工夫、二工夫が必要となるようです。民間企業でも在宅勤務時のミーティングのやり方ひとつで生産性に差が出ています。
⑤ 全米26の大学で学生が学費返還を求めて集団訴訟~オンライン授業の価値と質に異議!~
(スポニチアネックス)
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/05/04/kiji/20200504s00042000215000c.html
⑥ オンラインに何を求めるのか?(gakko.site)
https://gakko.site/wp/archives/1852
⑦ 大学などの遠隔授業等における「著作権の壁」をクリアするためには(SATORIA法律事務所)
https://storialaw.jp/blog/7032
⑧ 大阪府立大学、オンライン学習システムを他大学に無償提供(大学ジャーナル)
https://univ-journal.jp/32051/
いよいよ本格議論か9月入学
カリキュラム編成から財務年度の変更、民間企業の受け入れ体制など議論すべきことが多々ありすぎる9月入学。しかし、機運は高まりつつあります。この問題、流れはまだまだ読めませんが、準備が必要となるかも知れません。
⑨ コロナ禍で機運高まる「9月入学・始業」、絶対にやるべき3つの理由(ダイヤモンドオンライン)
https://diamond.jp/articles/-/236218
⑩ 賛否沸騰「9月入学」は”来年実施”が最適な理由
~今年9月でも来年4月でもない選択肢~(東洋経済)
https://toyokeizai.net/articles/-/348394
最後に
在校生から卒業生まで、今後Webコミュニケーションの機会は増大していきます。これから先を含めてSCNSでは学校の方々のお役立ち出来るよう努めて参ります。何かお困りごとがございましたら遠慮なくご相談ください。