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「勿体ない組織風土」の機会損失

流れのはやい流通業でも栄枯盛衰がはっきりと

2020年度決算で、独自のスイーツや健康食文化を作る、人材難に対応する無人店舗、そしてフードロス対策として値引きの許容など次々と施策を打つコンビニは業績を伸ばす一方で、かつての流通の王者である百貨店の衰退には歯止めがかかりません。

私の友人が老舗百貨店の外商に勤めていましたが「伝統の良さが失われたらお終い」とこぼしていたのが印象的でした。伝統があっても企業コアである「本当に美味しいものを誠実に作ること、一所懸命に和菓子を極めること」以外は変えてはいけないものはないと語る、500年の歴史をもつ虎屋の当主の言葉がよぎりました。実は甘党の私。虎屋が出した「あんペースト」をトーストにつけて食べるのが大好きだったりします(笑)

今回は、成長し続ける組織と衰退する組織の差について、組織風土の視点から僭越ながら考えてみました。

いわゆる「無難」が機会損失を・・・・

組織内を見渡すと、サポタージュ勢力と呼ばれる人がいます。これは、「もし、そんなことに手を出して失敗したらどうする?」「やってみなければわからないでは、リスクが高すぎる」など、ごもっともと誰もが思う一般論を発するものの、代案はなく、組織運営をやたら遅らせる方々を指しています。

ある大学では、コロナ禍でオンライン授業の決定をした際、「大学の体制が整っていない」「オンライン環境を整備する為の費用は云々~」「オンラインでは肌感覚の授業が出来ない」・・・と様々な意見が飛び出し、大変苦労されたそうです。

もし、「これは誰も経験したことがない事態なのだから、苦労している学生のことも考え、我々教員も工夫していきましょう。その際に大学側も最大限支援をお願いしたい」といった前向きな組織風土であったり、或いは毅然と「大変なのは教員だけではなく、誰も予見しなかった事態に対して、この方針で行かなければ大学の姿勢が問われる。是非理解して欲しい」と非難を恐れず立ち向かうことができる組織であれば機会損失はないと思うのです。

つまり、根拠のない一般論、批判、非難に対して、論理的かつ選択の確からしさを明示しながら挑戦する組織は、前向きな議論、代案ある議論によって機会損失を逃さず、常に進化をする組織となるのではないでしょうか。

出来ない?やらない?

もう一つ機会損失を生む原因に挙げられるのが、「自分達では出来ないから諦める」といった組織内のリソース・ノウハウ不足です。

「餅は餅屋」という諺がありますが、コンビニの無人化にしても、新たなスイーツ文化の創出にしても、すべて自前で成り立たせることはあり得ませんでした。組織内にないリソースやノウハウを外部と連携することで実現したわけです。外部連携と投資がなければリターンが見込めないのは当たり前なのですが、既存の組織は保守的な傾向に走りがちで自らの財産を活かせないケースが散見されます。

大学市場においても人生100年時代を迎え、新たな事業の柱として、生涯教育・リカレント教育に進出ないし強化する大学も増えていますが、大学ブランド向上としての、卒業生活躍支援、「卒業生」という財産を活かしきれていない、学内のサポタージュ勢力に十分向き合えていない、自前で受講生を集めるノウハウ・リソースが不足しているといったケースはまだまだあるようです。

今は連携の時代。外部任せではなく、勿論下請け発注思想でもなく、餅は餅屋の部分をパートナーとして受け入れ機会損失を防ぎ、新たなイノベーション獲得を選択することが賢い選択かもしれません。

機会損失をしない為の頭の整理にお悩みでしたら、是非お気軽にご相談ください。

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